「自分は自分」って、それ固定概念ではないですか?

皆さんは、周りとは違う、ちょっと変わった趣味などはありますか?

「アイドルの追っかけ」「YouTubeへの動画投稿」「マイナーな漫画のキャラクターフィギュア集め」。いざ口に出してみるとサブカルチャーなものばかりで、趣味としては真新しいのか、日本人が発祥にも関わらず、なんだか異質な文化のように感じますね。

私の趣味は男装です。性別はもちろん女。心はどちらともつかずふらふらとしています。最近、巷では流行している「ジェンダーレス男子」「ジェンダーレス女子」「LGBTQ」というワードに聞き覚えはないですか?

私がこの趣味にはまったのは大学生の就活シーズンでした。面接という大人の仲間入りに上手く立ち回れず、落ちてばかりの日々でした。形式ばった自分を作ってお披露目しても、なんらそれは役には立たず、自分は第一志望の会社には落とされてしまいました。「自分でいることを固定する、ということに疲れたな」そう思ったのがきっかけだったのかもしれません。男装趣味の始まりでした。

元々、女性らしい格好よりボーイッシュなファッションの方が好みではありました。実際に男になりきるというお遊びは、どちらかといえばコスプレに近かったのかもしれません。しかし、これが意外と面白く、男の自分と女の自分では立ち振る舞いが変わってくるのです。男性の時はクールに、表情も少し堅い。とにかくもうかっこつけてしまうのです。「自分が男だったらこんな風だったのかな」と、新たな自分の表情を知るきっかけになりした。

自分という姿はどこに転がっているかはわかりません。性別に拘らないのも一つの在り方です。「自分は自分」だなんて思っている方は少なくはないとは思いますが、本当にその言葉は、自分という個を表現出来ているのでしょうか?当たり前に持っている性別、名前、性格。この個性を知るのに趣味は大きな指標になると思います。ただ、指標は一つでなければならない訳ではないと思います。自分を表現するのに、指標はいくらでもあっていい。一貫性がなくてもいい。今より更に視野を持った自分と、出会ってみたくはないですか?